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てつろうのblog

考えをかたちに、記録に。

年金制度を根本から見直して財政赤字の解消へ

ことの発端は、下の記事でした。

business.nikkeibp.co.jp

 

個人型確定拠出年金の適用対象者が拡大され、多くの人が入りやすい制度に改正されました。

公的年金を払っているのにどうして個人で年金に入らなければいけないんだろう。

と思われる方もいるかもしれません。

しかし、上の記事にあるように公的年金制度は限界にきています。

 

その様子を何で見ればわかるかというと、財政赤字です。

www.zaisei.mof.go.jp

 

上のページを見ていただければわかりますが、日本の財政は毎年40〜50兆円の赤字で、

その赤字を埋めるために国債を発行しています。その結果、累積の国債残高は

2016年度末で838兆円になると言われています。

 

なぜこんなにたくさん国債を発行しなければいけないかというと、要因は主に

社会保障関係費の増大です。

f:id:sugimoter:20170314083716p:plain

http://www.zaisei.mof.go.jp/pdf/%E5%9B%BD%E5%82%B5%E6%AE%8B%E9%AB%98%E3%81%AE%E5%A2%97%E5%8A%A0%E8%A6%81%E5%9B%A0.pdf

社会保障関係費とは年金、医療、福祉などに関わるお金のことを指しますが、

割合としては年金が56.5%、医療が39.5%、福祉その他が23.8%となっているようです。

f:id:sugimoter:20170314083254p:plain

[国の財政] 歳出〜社会保障関係費〜 | 税の学習コーナー|国税庁

 

つまり高齢化が進んでどんどん医療と年金にかけるお金が増えてきていて、

財政赤字が大きくなっているということですね。

もちろんこれを上回る人口増加と税収入があれば財政赤字にはならないと思いますが、

日本の人口は減少し始めていて、税収増はあまり見込めません。

 

借金を減らさなければいけない、とはよくいいますが、それが自分たちの老後や

医療のために使われているお金だというのは意外と知りませんでした。

議員定数の削減や公務員の給与削減がどの程度効果のあるものかはわかりませんが、

おそらくそうした「小技」では日本の財政は健全にはならないでしょう。

根幹を攻めるなら、年金をそもそも見直す、という議論になってしかるべきだと思います。

 

30代以下の皆さんは公的年金制度はなくなる、くらいの気持ちで準備をしなければ

いけないのかもしれません。

個人型確定拠出年金、僕も早速始めてみます。

生きているだけで存在していい ブックレポ:社会人大学人見知り学部卒業見込み

オードリーの若林正恭さん著「社会人大学人見知り学部卒業見込み」

先日のオリエンタルラジオ中田敦彦さんの「芸人前夜」と合わせて読みました。

比べてみると、

 あっちゃんのほうが、感情に訴えかけてくる。

 若林のほうが、構成がしっかりしていて賢いイメージを持つ。

 あっちゃんのほうが、一気に勢いよく読ませてくれる。

 若林のほうが、じわじわと染みてくる。

 あっちゃんのほうが、かっこ良く終わる。

 若林のほうが、ぬるっと終わる。

それぞれとてもらしさが際立つ2冊でしたが、芸人前夜はエピローグにとても

感動したのに対して、こちらの本は終盤の訴えかけてくるものに胸を打たれました。

 

いくつも素敵なエピソードがあるのですが、ひとつ取り上げたいのは

「牡蠣の一生」でした。

「この世に存在する理由は2つある。ひとつは何かをしているから存在していいと

いうこと。ふたつめは生まれてきたら、なんの理由もなくこの世界に存在して

いいということ。」

というところは、自分がずっと感じていたことをそのまま言葉にしてくれたような

気がして、とても清々しい気持ちになりました。

 

いまの日本は見方によってはとても生きにくい国だと思っています。

勉強が出来ないと、とか、友だちができないと、とか、恋人がいないと、とか

就職ができないと、とか、仕事で認められないと、とか、お金がないと、とか、

確かにないよりはあったほうがいいかもしれないけれど、

あったからといって幸せになれるわけではないものを、

求められ過ぎているような気がします。

もちろん、僕自身そんな「ないと」な社会の中で生きている自覚があります。

 

この本を読んだときふと思い出したのは、同じくお笑い芸人の

髭男爵、山田ルイ53世の記事でした。

www.j-cast.com

 

自分にも、そういうところあったなと思います。

勉強して、成績が良くて、社会性があって…そういう社会の価値観のなかで

誰かと比べて優位に立って、優越感を感じようとしていたような気がします。

 

ぼくはいま、息子と一緒に暮らしています。

この考え方が正しいかどうかわからないですが、僕は出来る限り、

何もしていない息子を無条件に愛せる親になりたいと思っています。

 

もうひとつ、これから機械やAIのやること、できることがどんどん増えていく

時代を迎えるにあたって、人間らしさってなんだろうと思いを巡らすと、

ぼくの答えのひとつは「不完全さを笑うこと」だと思っています。

これって機械にはできないことだと思いませんか?

だって機械やAIは(いまのところ)正確に物事をこなすためのものだから、

それを真っ向から否定してやれば人間らしくなると思うんです。

 

亡くなった立川談志さんは「落語は人間の業の肯定だ」と言っていました。

落語ではよく人間の欲だったり、金儲けだったり、見栄だったり、

ついつい出てしまう人間の「ダメなところ」を切り取って笑いに

変えていきます。

 

何をやってもダメな自分を、笑ってあげて、それでもいいよ、といってあげられる。

まず自分自身に対して、そんなあたたかさを持っていたい。

そして他人にも、それでいいんだよ、ダメダメだけど、と笑って接する

ことができるようになりたい。

まだまだ道半ば、これからの目標です。

言葉との適度な距離

先日、NHK Eテレの「ミュージックポートレイト」に

松本隆さんが出演していたのを見ました。

作詞家、というと僕は阿久悠さんか松本隆さんが真っ先に浮かびます。

シンガーソングライターがたくさんいる今の時代で、自分の職業は作詞家、と

言える人は意外と少ないんじゃないでしょうか。

 

僕は小説にしても、詩にしても、読み手の想像力を掻き立てるような

言葉の表現がとても好きです。

茨木のり子さんの「詩のこころを読む」はどの言葉も丁寧で品があるし、

爆笑問題太田さんの小説、とくに「文明の子」の言葉は人間に対する愛が

溢れているし、

向田邦子さんの言葉はしぐさや情景だけで上辺にはない真実を浮き彫りにします。

(実は向田邦子の本はちゃんと1冊読んだことがありません…ごめんなさい)

松本隆さんの作詞も同じように、切なさだったり寂しさだったり大きな愛だったり、

詞を通して間接的に読み手が感情を読み取る作品がたくさんあると思います。

 

この、「間接的に」というのがとても大切だと思っていて、

僕は自分が解釈したり読み取ったりする対象になる言葉にはなるべく

「適度な距離で」向き合いたいと思っています。

 

例えば悪口や罵倒、批判的な言葉や考えは思い浮かべば浮かぶほど

自分自身が嫌な気分になるし、逆に感謝や幸せを直接的に伝える言葉や考えは

他者依存的になってしまうことがある。高揚感を煽るような言葉や考えでは

必要以上にテンションが上がってしまって、普段はそんなんじゃないのに

やけにハイになっている、ということも僕自身よくあるような気がします。

 

直接的な言葉や表現は、そればかりを浴びていると自分で読み取ったり

解釈したりすることが減って、そのまま受け取るようになってしまう気がします。

そうなると言葉に溺れてしまって、感情が直接的な言葉に負けてしまう。

考えることができなくなってしまう。そうはなりたくないとどこかで思っているので、

間接的に語りかけて解釈する隙間を与えてくれる言葉を発してくれる作品を

自然と好むんだろうな、と思っています。

 

言霊って本当にあるような気がしているので、言葉の情報が溢れかえっている

現代、言葉の良い悪い、きれい汚いの問題ではなく、きちんと自分で

向き合った上で受け取っていきたいと思います。

 

(なんだかあんまりまとまらなかった…また書きます)

ブックレポ:芸人前夜

2016年はRADIO FISHとして大活躍した、オリエンタルラジオ

中田敦彦さんが2013年に出版した自伝的小説です。

http:// http://amzn.asia/acHStry

お笑い芸人を志した高校時代から、オリエンタルラジオとしてデビューするまでを

描いた物語で、相方との出会い、NSCへの入学、武勇伝の誕生等、

オリエンタルラジオのはじまりの物語が独自の目線で語られていきます。

 

本編自体もぐいぐい引きこまれて一気に読んでしまうほど面白かったですが、

何よりグサッと来たのはエピローグでした。

著者のあっちゃんがこの本を出版したのは31歳のとき。

連載が完結してから原稿はしばらく眠っていたのだそうですが、

出版しようと決意したのには父親になったことが影響しているとのこと。

父親になったことで恥ずかしくも愛おしい青春時代に別れを告げ、

弱い自分のままでいられないことを覚悟するのだそうです。

 

 

このあっちゃんの感覚はとてもよく理解できます。

僕にとっても高校から大学にかけての数年間はアカペラを通して

得ることができたかけがえのない青春で、

甘酸っぱく、恥ずかしくて、無我夢中で、それでもなお愛おしい思い出ばかりです。

けれども今の自分の周りをよく見てみると、仕事があって、妻がいて、

子どもがいて、家がある。

あの、自分自身で悩み、苦しみ、もがいた思い出たちとは少し違う感覚で、

自分ではない大切なモノ、守るべきものが目の前にあるという感覚です。

なんとなく感づいていたのかもしれないけど、

いつのまにか青春時代にさよならしていたことを、この本を通して

気づかされたような気がします。

 

今の社会では子どもがいる、ということはもはやそんなに

当たり前のことではないと思っています。

結婚する人が減っていって、性も多様化すると、子どもがいるというのは

とても貴重な経験なのだろうと思っています。

 

自分ではなく、誰か。

 

この感覚はよく考えるととても不思議で、どう表現していいか

まだよくわかりません。

ただ、子どもが生まれたことで、たいせつな青春と距離を「置かざるをえなくなった」

からこそわかる感覚だと思っています。

 

結婚した方がいいとか、子どもがいたほうがいいとか、

そんな価値観を押し付けるつもりは毛頭ありません。

むしろ誰かと生きていくって大変だなとか、土日時間ないなとか思うこと

すらあります。

ただこのエピローグを通して、いまの自分を、少しだけ肯定できたような気が

したんです。

 

今年あっちゃんは35歳、僕は今ちょうど31歳で、出版の時と同い年。

僕が35歳になる4年後は2020年、東京オリンピックの年。

僕もPERFECT HUMANに近づけるよう、人生に磨きをかけていきたいです。

ブックレポ:私とは何か――「個人」から「分人」へ

先日youtubeで見た動画が妙に印象に残ったので、平野啓一郎

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)」を読んでみました。

amzn.asia

 

個人はindividual(分けられない存在)ではなく、dividual(分けられる存在)つまり

分人の集合体なのだと説いていく本でしたが、自分にはとても共感できるところが

多かったです。

昔の自分を振り返ってみると、

仕事をしている自分が全てのような気がしていたように感じます。

同期、同僚、先輩など仕事上の人間関係にどっぷりと浸かって、

仕事をうまく進めている自分は幸せだと感じていたように思います。

結果好きでもない人に好かれようとして、

些細な事で裏切られたような気がして、

それが全人格を否定されたような気持ちになっていた気がする。

この本を読んで救われたなと感じるのは、

辛いこと、嫌なことがあったとしても、それは「分人」止まりであって、

個人まるごとではないということ。

仕事で辛いことや嫌なことがあったからといって、それを自分一人の時間や

友人との時間など、別の分人や個人そのものにまで影響を及ぼす必要はない。

 

それは結婚して子供が生まれてから特に感じることが多いです。

どんなに仕事でいい事があっても、妻はそれを完全には理解できません。

逆に仕事でとてもプレッシャーを感じていても、家に帰れば無邪気な

息子の笑顔に出くわします。

自分が大切にしたい分人を大事にすればいいのだと思いました。

 

もう一つこの本から感じることは、人間関係は良くても悪くても

とりあえず続けてみるものじゃないか、ということです。

例えばいま自分はどちらかというと仕事に全身全霊魂を捧げているというより、 

幼い子供と遊ぶ時間に何より幸せを感じています。

でもひょっとしたら、10年後は真逆になっていて、子供と仲が悪くなって

仕事に費やす時間が長くなって、結果とても楽しくなるかもしれない。

5年後はまたその逆かもしれない。

 

てことは、分人のポートフォリオは多くあればあるほど支えが増える、

ということじゃないでしょうか。

いい悪いじゃなくて、すべての人といつでも良好な人間関係が気付けるわけじゃない。

たくさんの人と関わって、その濃淡は時と場合により変えていく。 

そうして自分のバランスを取っていく。

 

どんなときでも、自分を必要としてくれる人、自分にとって居心地のいい場所は、

必ずどこかにあるんだと思いました。

 

ブックレポ:日本3.0 2020年の人生戦略

まずはじめに記事にしたいのは、先日読んだ本、

newspicks編集長の佐々木紀彦氏の著、

「日本3.0 2020年の人生戦略」についてです。

僕が今回ブログを始めようと思いたったのもこの本がきっかけです。

https://www.amazon.co.jp/dp/4344030621/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_g.YLybRVY8FRS www.amazon.co.jp

 

この本は2020年付近を境に、現在日本を取り巻く既存の価値観が大きく

代わり、70年に一度のガラガラポン革命が起こる、その革命に対応できない

者は生き残れない、という内容です。

 

この本を読ん見終えたあと、高揚感を抑えることができませんでした。

なぜならこの本には、30代のビジネスマンに向けての熱いメッセージが

随所随所に盛り込まれているからです。

 

僕は正直まだ自分が何をしたいのか、何ができるのか、

まだまだ自分自身わかっていないと思っています。

ただ、これから始まる本当の意味での21世紀を、

自分らしく生きていきたい。

そのための一歩を踏み出す勇気をくれました。

 

 

今年の元日に出された佐々木紀彦さんの熱いメッセージも、心に響きます。

背中を押してくれた本に、感謝しています。

newspicks.com

考えをかたちに。

はじめまして、てつろうといいます。

このブログでは日々の仕事や生活、出来事などで

僕が思ったこと、感じたことをブログにしていきます。

政治経済、仕事、音楽、家族、本、等々、

考えをかたちにするトレーニングのつもりで臨みます。

ご意見、ご感想等あればどんどんお願いします。

ブログを通してたくさんの方と交流していけたら嬉しいです。

よろしくお願いします。